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アトピー性皮膚炎のあれこれ

アトピー性皮膚炎を治してみて分かったこと 書籍その8

続きです。


5章の要点をまとめます。

  1. アトピーの火事の燃料となる植物油と動物性タンパク質を断ち、かゆみやアレルギー体質を改善すること。ただし、一切取らないとなると日常生活に支障が出るので、症状のレベルに応じて摂取するものを選択していく必要がある
  2. 症状のレベルは、軽傷、中等症、重症、最重症に分類される。軽症ならば、食べられる物の選択肢は増え、逆に最重症にならば、食べられる物の選択肢は減る。※症状のレベルの詳細については購入して参考にしてみて下さい。
  3. 症状のレベルに応じて避けるべきものは、主に植物油、鶏卵、牛乳&乳製品、そして小麦、米(主に玄米やもち米)
  4. 動物性タンパク質において影響がもっとも大きいのは鶏卵と牛乳&乳製品。各種加工食品の中にも入っているため、知らず知らずのうちに過食になっている場合が多い。それに加えて、米や小麦も影響度に応じて段階的に避けるとさらによい
  5. より効果を上げたければ、よく噛むこと。そうすることでタンパク質がアミノ酸レベルまで分解しやすくなるので、ポリペプチド(かゆみの原因物質)として、かゆみの燃料になりにくい
  6. 空腹のときに食べると影響がでにくい。なので戸外でなるべく体を動かし、エネルギーを消費させることも、食事療法の効果を上げ、アトピーの治療を早くする。
  7. 治ったからと言って、また植物油やタンパク質をもとの摂取量に戻すとアトピーが再発する。

だいぶ簡略化しましたが、以上です。


続いて考察です。


簡単なことですが、結局食べない方が早く良くなる。これは確認済みです。
しかし、続くわけないので食べて良いものと避けるべきものをしっかり把握する必要があります。これは買って読んでみてください。それぞれのカテゴリで影響度の強弱が図表になっているので参考になると思います。


植物油、鶏卵、牛乳&乳製品はメジャーですが、個人的に注意してほしいことは小麦
薄力粉、中力粉、強力粉の順に影響度が強くなっていること。
何の違いで薄、中、強かってグルテンです。



小麦は影響度としては弱いと書かれています。確かにそうかもしれません。
でもそれはあくまで単体での話


考えてみてください。強力粉ってパン、ラーメン、スパゲティとかです。


植物油+タンパク質or鶏卵のダブルかトリプルコンボじゃないですか(笑)


これだけではないです。たとえば天ぷらなんか良い例だと思います。


植物油+タンパク質+鶏卵のトリプルコンボ。天ぷら粉の裏面を良く見てください。


こうやって摂りすぎていくわけです。
食べてないようなつもりでも、知らず知らずのうちに間違いなく食べてます。


ただこの食事管理を実生活で実現するのは無理だと思った方が良いかと思います。あくまで病院で再現できるレベルです。


なのでまずは食べる量を減らす
これにつきますね。


そして完璧にやらない我慢に限界がきて、失敗します
6割か7割できれば、よしとします。


そして続けること
これでおそらく何らかの効果が出ると思います。

アトピー性皮膚炎を治してみて分かったこと 書籍その7

続きです。


4章の要点をまとめます。

  1. アトピーには治す薬はない
  2. 頑固なかゆみに対しての最善のクスリがステロイド
  3. 使い方を間違えるから副作用が出る
  4. ステロイド剤のリバウンド現象というのは一般に、ステロイド剤使用中はおさまっているかのように見える皮膚炎が、いったん使用を中止すると一気に再燃するように見える現象のこと
  5. ステロイド剤で火を消している間は炎は見えないが、食事療法をしていなければ、火事の燃料となる間違った食事は補給され続けているので、ステロイド剤による消火作業を中止すれば、火事が再燃する。これがいわゆるリバウンド現象の正体。
  6. 食事療法しないと弱いステロイドからはじめても、徐々に強いものが必要になり、いつまでも使い続けなくてはならなくなる。これが、ステロイドが効かなくなった状態
  7. ステロイド剤は治療薬ではなく、単なる手助け
  8. 強いものを最初に使い、徐々に弱いものに切り替えつつ、平行して食事を改善する。
  9. まずは症状の度合いによって、安眠できる強さの薬を使う。
  10. ステロイド剤を使う理由は、再生しかけている皮膚を掻いてダメにしてしまわないため&皮膚を再生させるためにぐっすりと眠るための2つ。

ステロイド強さランク表


要するにステロイドは使い方次第ってことです。
間違えれば副作用に悩まされ、正しく使えば、大いに役立つ。


ただそれだけです。


皮膚科で診察されても、「はい、お薬出しておきます。」で終わり。
塗り方の指導なんてほぼないですよね。


なので一回病院に入院して、正しい使い方を学んでおく必要があると思います。
「え?こんなに塗るの?」って思うでしょう。


でもこんなに塗った方があとあと塗る量が減るので、正直びっくりすると思いますが塗った方がいいんですよね。ちょこちょこ塗りは絶対ダメ。


で重要なのが5番の食事療法をしていなければ、火事の燃料となる間違った食事は補給され続けているっていうこの1文。これ本当に重要。


消防車呼んで、放水してもらっているのに、横で火元に灯油ぶっかけているようなもの。


単なるアホです。


でもうひとつ重要なのが、ステロイドは単なる手助けってこと。


火種をどうにかしないと免疫が着火してまた燃えちゃいますからね。
単に着火を防いでいるだけなんです。


そして皮膚の再生を止めず、かゆみを止めて、よく寝て、さらに再生を促す。


これで皮膚のケアは十分。というか皮膚のケアはこの病気のコアな治療ではないので。


ちなみにステロイドに関して、自分は体はネリゾナ、顔・首はアルメタ。それでよくなったら、顔・首はステロイドをやめて、体はプロトピックでしたね。自分は比較的早期に高雄病院で正しい塗り方を学んだので、それがよかったと思います。だらだら塗らなかったし、食事もどういったものを食べたほうが良いのか学んだので。


ただ困ったのがきれいさっぱり治ってもふとしたきっかけで再発し、再びどん底に落ちるという状態を経験しました。いつも「何かがまだ足りない・・・」と思ってました。


そこである日、「消化と排泄能力あげちゃえば、ある程度体が耐えられるんじゃ?」と思ってどうするか考えた結果、骨と筋肉と神経をどうにかしようと思ったわけです。

アトピー性皮膚炎を治してみて分かったこと 余談その29

NHKで大人のアトピー特集していました。




結論から言うと増えているそうです。
でしょうね。


前にもでしょうねって言いましたね(笑)


増えて当然なんですよ。
だってそうなりやすいライフスタイルが出来上がっているからね。


そして毎度おなじみ締めは新薬できましたパターン。



ご苦労さんです。


そういえばプロトピックが出た時も騒がれました。


で治ったんですかね?


いつもと同じパターンですね。
もう自分は飽きました。


本当に治す気があるんでしょうか。
なにしろ病気を治してしまったら、製薬会社は死活問題ですからね。
治しちゃいけないんですよ。
だからその薬がないと支障がでるように誘導していくわけです。


正直本当の原因分かっているので、あえてそこに気付かせないように
意図的に誘導しているとしか思えませんね。


以前皮膚科医に


「だいぶ綺麗になったね」と言われました。


そして原因を話すと


「君の言うことは正しい」とか言う始末。
しかもそのメカニズムを図で説明してくれました。


「は?知っているなら先に言えや。」と思いました。


ただ保湿剤もらいに行っただけなのでアトピーの原因を知ってしまった自分からすればどっちでもいいんですがね。


良く考えてみてください。


薬を使わなくなったから、アトピーを発症したわけではないんですよ。


何かが昔と変わってしまったから、発症しているのですよ。


アトピー患者が増える前の時代のライフスタイルがどんな状態だったのか知れば、答えは勝手に見えてきます。