アトピー性皮膚炎を治してみて分かったこと 書籍その8
続きです。
5章の要点をまとめます。
- アトピーの火事の燃料となる植物油と動物性タンパク質を断ち、かゆみやアレルギー体質を改善すること。ただし、一切取らないとなると日常生活に支障が出るので、症状のレベルに応じて摂取するものを選択していく必要がある。
- 症状のレベルは、軽傷、中等症、重症、最重症に分類される。軽症ならば、食べられる物の選択肢は増え、逆に最重症にならば、食べられる物の選択肢は減る。※症状のレベルの詳細については購入して参考にしてみて下さい。
- 症状のレベルに応じて避けるべきものは、主に植物油、鶏卵、牛乳&乳製品、そして小麦、米(主に玄米やもち米)。
- 動物性タンパク質において影響がもっとも大きいのは鶏卵と牛乳&乳製品。各種加工食品の中にも入っているため、知らず知らずのうちに過食になっている場合が多い。それに加えて、米や小麦も影響度に応じて段階的に避けるとさらによい。
- より効果を上げたければ、よく噛むこと。そうすることでタンパク質がアミノ酸レベルまで分解しやすくなるので、ポリペプチド(かゆみの原因物質)として、かゆみの燃料になりにくい。
- 空腹のときに食べると影響がでにくい。なので戸外でなるべく体を動かし、エネルギーを消費させることも、食事療法の効果を上げ、アトピーの治療を早くする。
- 治ったからと言って、また植物油やタンパク質をもとの摂取量に戻すとアトピーが再発する。
だいぶ簡略化しましたが、以上です。
続いて考察です。
簡単なことですが、結局食べない方が早く良くなる。これは確認済みです。
しかし、続くわけないので食べて良いものと避けるべきものをしっかり把握する必要があります。これは買って読んでみてください。それぞれのカテゴリで影響度の強弱が図表になっているので参考になると思います。
植物油、鶏卵、牛乳&乳製品はメジャーですが、個人的に注意してほしいことは小麦。
薄力粉、中力粉、強力粉の順に影響度が強くなっていること。
何の違いで薄、中、強かってグルテンです。
小麦は影響度としては弱いと書かれています。確かにそうかもしれません。
でもそれはあくまで単体での話。
考えてみてください。強力粉ってパン、ラーメン、スパゲティとかです。
植物油+タンパク質or鶏卵のダブルかトリプルコンボじゃないですか(笑)
これだけではないです。たとえば天ぷらなんか良い例だと思います。
植物油+タンパク質+鶏卵のトリプルコンボ。天ぷら粉の裏面を良く見てください。
こうやって摂りすぎていくわけです。
食べてないようなつもりでも、知らず知らずのうちに間違いなく食べてます。
ただこの食事管理を実生活で実現するのは無理だと思った方が良いかと思います。あくまで病院で再現できるレベルです。
なのでまずは食べる量を減らす。
これにつきますね。
そして完璧にやらない。我慢に限界がきて、失敗します。
6割か7割できれば、よしとします。
そして続けること。
これでおそらく何らかの効果が出ると思います。
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