アトピー性皮膚炎を治してみて分かったこと 書籍その5
続きです。
個人的に目新しいことは書いていませんでしたが、
2章の要点をまとめてみました。
・植物油に関して
結論:植物油をたくさん摂取するとアレルギー体質になる
※植物油とは大豆油、コーン油、ごま油、菜種油、サフラワー油、米ぬか油など
- 油を取りすぎると、換気扇に油がつくように体中にも油が溜まる
- 蓄積場所は細胞膜(それだけではない)
- 植物油に多く含まれるリノール酸から変化してできたアラキドン酸が細胞膜に蓄積する
- マスト細胞に蓄積するので、アレルゲンに対して過敏に反応するようになる
だそうです。
この内容はよく見かけますね。
以前お世話になったサプリメント・クリニックにも書かれていました。
下記のリンクは参考になるので目を通しておいた方がいいです。
ただ全て理解できたらすごいです(笑)
・動物性タンパク質に関して
結論:動物性タンパク質をたくさん摂取すると消化不良を起こし、その時の体調によるが
便として出なかったものが体内に吸収され、やがて皮膚から排泄される
- 動物性タンパク質は、いくつものアミノ酸分子が鎖でつながったものある
- 消化とはこの鎖を少しずつ切って短くすることである
- つながっている鎖を短く切って、本来は最終的にアミノ酸という状態にしてはじめて体に吸収される。
- アミノ酸にするには約500分の1から300分の1以下に分解しなければならないため、強い消化力が必要
- 動物性タンパク質を取りすぎているのため、消化しきれず、なおかつ排泄しきれなかったポリペプチドが体に溜まる
- ポリペプチドは腸から体内には吸収されないと考えられてきたが、普段健康な人でも、体調を悪くして腸管内の環境が悪化すると腸管の粘膜が膨張して、ポリペプチドが吸収される
- 授乳中母親の腸管からポリペプチドが吸収されると母乳に分泌される
- 妊娠中は胎盤を経由して胎児にポリペプチドが移行する
- ポリペプチドは、栄養素として利用することはできない
- 利用はできないポリペプチドは、体内に蓄積し、溜まりすぎると、皮膚へと排泄される。
個人的にはこちらの情報のほうが有益だと思います。
要は消化されれば、栄養素。失敗すれば、ただのゴミってことです。
でゴミはう○こで出してしまえばいいのですが、さまざまな要因で排泄に失敗すると体内に吸収されてしまいます。おまけに消化に失敗すればアミノ酸が摂取できないので、肌が弱くなっているのかもしれません。この点に関してはアミノ酸のサプリメント摂取すると皮膚の手触りが良くなるので、かなり影響していると思います。ただ検査機関で組織検査したわけではないので、はっきりとは分かりません。
消化に関しては無数の酵素が影響しているので、お酒に強い人・弱い人がいるように消化能力に個人差があると思います。消化能力が弱いから皮膚が弱いのか、遺伝的に皮膚が弱いのかはどちらがどれくらい影響しているのか分かりません。また皮膚も粘膜も構造的に大差がないと皮膚科の医者が言っていたので、皮膚の強さに個人差があることを考えるとアトピー性皮膚炎患者は腸の粘膜までも先天的に弱い可能性があります。
植物油と動物性タンパク質の摂取を控えるのは分かりましたが、
どうやって消化と排泄能力をあげるのかが書かれていないのが残念でした。
この2つの話は調べれば、普通に手に入る情報です。
自分はどうやってうまく処理できる体にするのかが分からなかったために、
膨大な手間と労力を費やすハメになりました。
残念ながら骨と神経と筋肉の状態が消化と排泄に多大な影響を及ぼすって調べても載ってないんですよね。
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