atopic8894976のブログ

アトピー性皮膚炎のあれこれ

アトピー性皮膚炎を治してみて分かったこと 書籍その7

続きです。


4章の要点をまとめます。

  1. アトピーには治す薬はない
  2. 頑固なかゆみに対しての最善のクスリがステロイド
  3. 使い方を間違えるから副作用が出る
  4. ステロイド剤のリバウンド現象というのは一般に、ステロイド剤使用中はおさまっているかのように見える皮膚炎が、いったん使用を中止すると一気に再燃するように見える現象のこと
  5. ステロイド剤で火を消している間は炎は見えないが、食事療法をしていなければ、火事の燃料となる間違った食事は補給され続けているので、ステロイド剤による消火作業を中止すれば、火事が再燃する。これがいわゆるリバウンド現象の正体。
  6. 食事療法しないと弱いステロイドからはじめても、徐々に強いものが必要になり、いつまでも使い続けなくてはならなくなる。これが、ステロイドが効かなくなった状態
  7. ステロイド剤は治療薬ではなく、単なる手助け
  8. 強いものを最初に使い、徐々に弱いものに切り替えつつ、平行して食事を改善する。
  9. まずは症状の度合いによって、安眠できる強さの薬を使う。
  10. ステロイド剤を使う理由は、再生しかけている皮膚を掻いてダメにしてしまわないため&皮膚を再生させるためにぐっすりと眠るための2つ。

ステロイド強さランク表


要するにステロイドは使い方次第ってことです。
間違えれば副作用に悩まされ、正しく使えば、大いに役立つ。


ただそれだけです。


皮膚科で診察されても、「はい、お薬出しておきます。」で終わり。
塗り方の指導なんてほぼないですよね。


なので一回病院に入院して、正しい使い方を学んでおく必要があると思います。
「え?こんなに塗るの?」って思うでしょう。


でもこんなに塗った方があとあと塗る量が減るので、正直びっくりすると思いますが塗った方がいいんですよね。ちょこちょこ塗りは絶対ダメ。


で重要なのが5番の食事療法をしていなければ、火事の燃料となる間違った食事は補給され続けているっていうこの1文。これ本当に重要。


消防車呼んで、放水してもらっているのに、横で火元に灯油ぶっかけているようなもの。


単なるアホです。


でもうひとつ重要なのが、ステロイドは単なる手助けってこと。


火種をどうにかしないと免疫が着火してまた燃えちゃいますからね。
単に着火を防いでいるだけなんです。


そして皮膚の再生を止めず、かゆみを止めて、よく寝て、さらに再生を促す。


これで皮膚のケアは十分。というか皮膚のケアはこの病気のコアな治療ではないので。


ちなみにステロイドに関して、自分は体はネリゾナ、顔・首はアルメタ。それでよくなったら、顔・首はステロイドをやめて、体はプロトピックでしたね。自分は比較的早期に高雄病院で正しい塗り方を学んだので、それがよかったと思います。だらだら塗らなかったし、食事もどういったものを食べたほうが良いのか学んだので。


ただ困ったのがきれいさっぱり治ってもふとしたきっかけで再発し、再びどん底に落ちるという状態を経験しました。いつも「何かがまだ足りない・・・」と思ってました。


そこである日、「消化と排泄能力あげちゃえば、ある程度体が耐えられるんじゃ?」と思ってどうするか考えた結果、骨と筋肉と神経をどうにかしようと思ったわけです。