アトピー性皮膚炎を治してみて分かったこと 余談その6
漢方に関してなのですが、自分が処方されていた漢方は
- 黄耆建中湯
- 温清飲
- 猪苓湯
です。それぞれ効能を下記のリンクで見てください。
・黄耆建中湯
http://www.kotaro.co.jp/kampo/explain/ogikentyu-exp.html
・温清飲
http://www.kotaro.co.jp/kampo/explain/unsein-exp.html
・猪苓湯
http://www.tsumura.co.jp/kampo/list/detail/040.html
黄耆建中湯で注目してほしいワードはベースに消化器の機能低下。
温清飲で注目してほしいワードはのぼせ、慢性の炎症や出血、自律神経系の興奮。
猪苓湯で注目してほしいワードは体内に余分な水分がたまった状態。
ぴったり自分じゃないか(笑)。もちろん漢方薬を飲んだ時は良くなります。なんせ症状に対応する薬ですからね。でも飲んだ時だけです。漢方では治らないです。高雄病院に行った時に漢方医に「所詮薬だからね」とぼそっと言われました。
漢方の基本概念に、気血水とあります。確かに炎症起きてるし、ひどい時は尿の出が悪いから、血の流れと水の流れは問題あるし、気って神経のことか?それだと問題あるな。あれ?全部ぴったりか?
感覚的にですが、その時はぼんやりそう思ってました。でも骨と神経と筋肉が原因だと分かった時、
- 骨が歪む→神経の働きが悪くなる&筋肉の働きが悪くなる
- 神経の働きが悪くなる→気の流れが悪くなる
- 筋肉の働きが悪くなる→血の流れが悪くなる&水の流れが悪くなる
ということなんじゃないかと思いました。
以前お話ししましたが、自律神経は不随意筋を制御しています。実践その4で不随意筋は主に消化器や血管を構成していますので、自律神経の影響を受け、胃や腸や血管が収縮しています。と書きました。その点で気を自律神経とすると、血管の収縮を制御しているので血の流れが悪くなることは当然です。リンパ液はリンパ管の周囲にある骨格筋が運動しているときに生じる筋ポンプ作用等により流れ、運ばれるそうです。とも書きました。リンパ液を水と仮定すると、骨格筋の運動によって流れるので、筋肉の働きが悪くなると水の流れが悪くなります。
単なるこじつけだ。と言われればそれまでですが、漢方薬を飲むと確かに良くなるし、概念ではあるが、気血水がバランス良くめぐっていることが大事だと漢方薬の考え方では言っているので、骨と神経と筋肉の治療を行ったことで治った自分としては偶然には思えません。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。