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アトピー性皮膚炎のあれこれ

アトピー性皮膚炎を治してみて分かったこと 余談その7

セリアック病って聞いたことありますか?小麦・大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質の一種であるグルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患らしいです。



ウィキペディアに書いてある解説を読んでみると、


セリアック病の患者がグルテンを含有する食物などを摂取すると、ヒトの消化酵素では分解できないグルテン分子の一部が小腸上皮組織内にペプチド鎖のまま取り込まれ、これに対する免疫反応がきっかけとなって自己の免疫系が小腸の上皮組織を攻撃して炎症を起こすことで絨毛などを損傷し、また上皮細胞そのものの破壊にまで至ってしまう。


って書いてあります。はい出ました。消化酵素というフレーズ。結局問題は消化です。
以前書きましたが、アトピー性皮膚炎の患者は大腸に慢性の炎症があるということがわかっています。そもそも皮膚や粘膜が弱い遺伝特性がある人が消化や排泄不良を起こせば、
容易に腸から異物が侵入して、免疫が反応するに決まってるんです。


そして理論その3と同様のことが書いてあります。


免疫反応がきっかけとなって自己の免疫系が小腸の上皮組織を攻撃して炎症を起こすことで絨毛などを損傷し、また上皮細胞そのものの破壊にまで至ってしまう


集まった好酸球から多くの物質を分泌して攻撃を行いますが、その分泌物の働きによって周りの組織を傷つけてアレルギーを引き起こしやすい状況を作ってしまう


あまりにも分かりやすい。


セリアック病はグルテンが原因と書いていますが、グルテンなんてみんな食ってます。ではなんでなる人とならない人がいるんでしょうか?消化できてないからですね。そして消化できないまま排泄もスムーズにできなかったらどうなりますか?もう大爆発確定。


日本人は昔から麦を食べていないので、グルテンの消化酵素は少ないと思います。西洋人が海苔を食べると下痢をするのは昔から食べてないので、たぶん消化酵素がないからです。まぁ当然と言えば当然。そしてさらに問題なのはその麦にバターやマーガリン、ショートニングなんて消化が悪いまたは消化できているかどうか分からないものを入れて食べたら、問題が起きないわけないです


好酸球性消化管疾患
http://www.nanbyou.or.jp/upload_files/h26-1-048.pdf